はびきの園

生産者

「おいしい」と思ってほしくて人との繋がりで地域で暮らす

生産者の声

左から塩野(働く仲間)、楠尾(管理者)

楠尾:「はびきの園」は、施設利用者が社会参加や地域での暮らしができるように運営しています。そのために試行錯誤する日々ですが、人間同士の付き合いは楽しいし、やっぱり大事だなと。

塩野:私は、クッキー、パウンドケーキ、バームクーヘンを作っています。「おいしい」って言ってもらえるように頑張っています。

楠尾:本当においしい。障害を持った方が作っているから買ってもらうことがあったと思いますが、商品にするバームクーヘンはそういう感情に関わらず、とってもおいしいので買って味わってほしいです。

塩野:みんなに食べてほしいです。

楠尾:バームクーヘン作りでは、神戸や地元の職人さんに技術を教えてもらいました。

塩野:最初、お菓子作りしたときは、しんどかった。(笑)

楠尾:でも、教えてもらい、ベテランだよ。お菓子作りもなんですが、いろんな人に支えられながら「はびきの園」は活動しています。当初は、地域に温かく迎えられた存在ではありませんでしたが、人との繋がりが広がり、お祭りなどに呼ばれるまでになっています。

塩野:ずっと「はびきの園」にいたいです。

楠尾:塩野さんは自治会長として全体を見てくれて、職員は助かっています。

塩野:楠尾さんには、もっと頑張ってほしいな(笑)。やっぱり、頑張っています。助かっていますから。これからもついていきます。

社会福祉施設「はびきの園」。社会体験の一環として製菓製造と販売を行っている。複数の職人より技術提供を受け、職人が作るバームクーヘンと遜色ない。しっとりとした食感で程よい甘さが特徴。