カタシモワイナリー

生産者

「ぶどう産業は大阪の誇り!」地域と祖先と共に歴史に魂を刻む

生産者の声

左から利洋(社長)、真紀子(娘)

利洋 ぶどう産業は大阪の誇り!せやけど大阪のぶどう畑も高齢化で衰退していく中どうしてもぶどう産業を守っていきたかった!産業は地域と歴史と共に残っていかんと意味ない!この柏原ぶどう、ワインがその一つになっていってほしい。

真紀子 私は最初会社を継ぎたくなかった。一回東京の外資系に行きかけたのに、柏原に帰ってくる度に、お父さんが周りの人に「会社を継ぐ5代目や!」って言って外堀を埋めて、結局継がざるを得なくなった。お父さんの呪い(ワインへの想い)に引き寄せられたんやわ(苦笑)。夢にまで出てきたし(笑)。

利洋 先祖代々の意思を受けてそれを伝えていくのが巣晴らしいんや!その上で好きなことを一生懸命取り組んで失敗してもそれでいい!スピリッツがあれば何度でもやり直せる!

真紀子 確かに会社継いでからもしたいことを全力で挑戦してきた。味はもちろん、新しいボトルやパッケージのデザイン。でも、その度にお父さんと喧嘩になったよね(笑)。

利洋 ワンマン経営やったけど娘が入ってきてから肩身狭いねん(苦笑)。

真紀子 お父さんにはもう少し大人になってもらわんと腹の立つ事ばっかり(笑)。でもそうやって喧嘩してきたから良い物が出来てきたんやと思う。これからも一緒に頑張っていきたい。

利洋 ワシもまだまだ新しい事に挑戦していきたい!古来の製法のワインを作りたいし、最近買った古民家でたくさんの人に本物の空気感を伝えたい!色んな事を全力でやって、ぶどう畑の中で死ねたら幸せや!

合名山にある自社農園では、除草剤を使わない「減農薬栽培」、有機肥料を使用した「草生栽培」で葡萄が栽培されている。カタシモワイナリーのワインは日本人の味覚に合う上質の一本である。