河内物語 第一話

河 内 物 語 # 1

代表の服部

はじめまして、河内物語 代表兼プロデューサーの服部と申します。
河内新聞さんとご縁を頂き、これから河内の情報を発信させて頂くこととなりました。
始まりの今回は、河内物語の紹介とビジョンをお伝えさせて頂きます。


河内物語のコンセプトは「河内の名産品を通じてローカルストーリーを発信する」ことにあります。

河内には、歴史に根付いた特産品が沢山あります。
日本のワイナリーとして山梨・甲府が有名ですが、実は大阪、特に河内のワインが日本の最先端を行く時代がありました。

また、江戸時代、河内の木綿は全国でも有数の品質を誇り、幕府にも献上されていました。
現在では商業生産はほとんど無くなっていますが、美しい木綿紋様を残していく活動が有志で行われています。

農産物に関してもえだまめ、いちじく、いちご、紅たでなどがあり、
畜産では河内鴨、肉製品では、さいぼしや油かすなどといったものまであります。

しかし、多くの河内に住んでいる方々でも、この事実の一部しか知らないでしょうし、ましてや河内に無関係の方には河内自体も知られていないと思います。
人間に共通している関心事項は、美味しいものや身につけたくなるような魅力的なものだと思いますので、そういった魅力ある河内の特産品を起点にして、河内の歴史や観光に興味を持って頂く作戦が河内物語の戦略となっています。

次に河内物語のビジョンについて。
河内は現在、北河内、中河内、南河内という区分で分けられているだけでなく、普段乗る電車においても異なり、北河内では京阪電車、中河内では近鉄電車とJR、南河内では南海電車というように生活圏が異なります。

しかし、こういった違いは100年程度で生まれたものに過ぎず、日本書紀で描かれているヤマト王権の時代に重要な要所であったということで言えば、1600年も前から河内として存在していました。

河内の古地図。現在の枚方周辺~千早赤阪周辺までを含んでいる

河内という括りでこの大阪の東エリアである北、中、南を繋げることができれば
歴史上の河内の重要性を再発掘することができ、
河内の歴史と現代人が繋がるきっかけにすることができると考えています。

さらに、観光においても、河内という括りで情報発信することで、各市町村でPRするよりも強い発信力となります。

河内物語は、河内を繋げて、河内の歴史を掘り下げ、河内の観光を盛り上げ、河内を笑顔溢れる地域とすることをビジョンとしています。

以上、私だけでは微力ですので、ぜひ、河内という括りで河内を盛り上げたい方を探しておりますので、ぜひ連絡頂頂けたら幸いです。
河内物語 代表兼プロデューサー 服部
hattoria84@kawachi-story.netまで。