高橋商事

生産者

河内大田の和装雑貨。可愛さとエレガントさが同居した実用小物

生産者の声

左から恵津子(妻)、康夫(夫)

康夫「いきなり暗い話やけど、最近はほんまに呉服離れが進んでるなぁ」

恵津子「まあそれで木綿で小物を作ろうってなったんやけどね。結構難しいよね?」

康夫「いやぁ、小さい頃から木綿作りはしてたから。実家の裏が工場やって、当時は全部手作業やからそれの手伝いしてたで。昔はこのあたり(河内大田)は染物業すごかったんけどなぁ。」

恵津子「私が嫁いだころも十分盛んやったと思うけど。みんなでわいわい作業したのが懐かしいわぁ。作業場は夏は暑くて冬は寒くて、なんてきつい仕事や思ったけどね。(笑)」

康夫「大変な思いさせたなぁ。」

恵津子「実は結婚する前から木綿の仕事したいと思ってたからええんよ。むしろ怖かったのはミシン。(笑)」

康夫「木綿用のミシンは勢いほんますごいからな。そういえばミシン屋も減ってきたな。どうしても国外の安いのに押されるんやなぁ」

恵津子「どんどん河内木綿つかったイベントとか、展覧会なんかして、また売って行きたいよね。」

康夫「そやなあ頑張りたいな。」

恵津子「お手伝い頑張ります。(笑)」

康夫「十分やってくれてる。裁縫なんかすごい上手になった」

恵津子「ここに来たばっかりの頃は何も出来ひんかったもんなぁ。色々と教えてもらってありがとうね」

康夫「いやいや、こちらこそ、家事とか散歩付き合ってもらったりとか、感謝してるで。」

木綿の本場、大阪河内にある「高橋商事」
半世紀以上前から蓄積されたノウハウで作られる和装雑貨は、その手触りから最上品質であることがすぐにわかる。